【DTM】4時間で終わる「常識を破壊するミキシング(MIX)のやり方」を、8年かけて見つけた話
こんにちは。
今日は、僕の「非常識なMIXのやり方」について、話したいと思います。
どう非常識なのか?
どう非常識かというと、
- 最短4時間でできる
- インサートはほぼ1つだけ
- DAW付属のプラグインのみ
- CPU使用率は10%未満
- 手順は5つのみ
- センスや才能は関係ない
- マスタリングがいらなくなった
- 中学生でもできる
- 音がピュア
- オーディオIFが無くてもできる
- 最悪iPhoneのイヤホンだけでもできる
- その気になれば、0円環境でもできる
などです。
実際にMIX画面を見てもらった方が早いと思います↓
(1分もありません)
使うプラグインは各楽器に1つだけ、多くても2つです。
全て作曲ソフトに付属のプラグインなので、かかったお金は0円です。
MIXが完成後のCPU使用率は、10%未満です。
高価なパソコンはいらなくなりました。
正直、「ほんまかいな」ですよね。(笑)
多分、勉強してきた人ほどそうなると思います。
なので、とりあえず今は
「そんなこともあるんかなあ…」
ぐらいに思っておいてください。
下で、詳しく説明していきます。
実際の音は?
まず、MIXをする前と、した後の音を聴き比べてください。
このMIX法では、こんな音になります↓
MIXにかかった時間は、4時間ほどでした。
一応「MIXって何?」という人のために書いておくと、MIX(ミックス、ミキシング)とは「音を綺麗に整える作業」のことです。
素人の「歌ってみた」と、プロのCDでは全然音質が違いますよね。あれは、MIXの違いです。
ミキシングに才能は必要か?
でも、白状すると、
僕は全くMIXができませんでした。
どれぐらいできなかったかというと、
1曲のMIXに1年以上かかり、
作業が苦痛で苦痛で
画面の前に座っただけで吐き気がしたり、
強烈な眠気に襲われたりするほどでした。
しかし、別のページで書いているように
色々あって、
8年と600万円を費やして
勉強しまくった結果、
僕は偶然このMIXの方法を発見したのです。
さらに、このやり方は
誰でもできると確信しています。
なぜなら、教えた人たちも
同じようにできたからです。
実際に、下の動画では
MIXのやり方を教えた人たちのMIXと、
僕のMIXを比較しています。
これはよく驚かれますが、
特別なことではなく
やり方を知ったからだと思います。
なぜなら、ミックスというのは
「九九」と同じだからです。
もっと詳しく説明します。
(やり方については、僕の無料のメールマガジンの中でも学ぶ機会があります)
「使える教材」はあるのか?
DTM業界には、情報があふれかえっています。
「MIXができるようになる」と謳う商品も、
星の数ほどあります。
僕は、正直誰よりも勉強した自信がありました。MIXの本を何冊も買い、毎日赤ペンを引いてはページの端を折り、何度も何度も頭に叩き込みました。
しかし、やればやるほど無駄な知識が増えてしまい、頭の中が複雑になって、メチャクチャになってきました。
どんどんテクニックが増えるから、
どんどん作業が増える。
どんどん複雑になり、
どんどん時間がかかる。
それなのに、
肝心の音は良くならない。
これは、2011年の頃の
僕のMIX記録ツイッターです。
完全に迷走しています。笑
今思えば、どの本を買っても「長ったらしい」「実際には使えない」ものばかりで、結局「どうやれば、出したい音になるのか」という当たり前のことは、どこにも書いてなかったように思います。
山のようにあふれる
「テクニック」や「コツ」。
それらを、片っ端から試しては
「思うようにいかない…」の連続。
僕はうんざりしました。
そして、ますます別の教材に手を出すという悪循環にハマっていました。まさに泥沼でした。
なぜミックスは「難しい」のか?
MIXは「難しい」とされています。実際、ネットを見ても「難しそう」でしょうし、やってみるとますます「難しい」と思うでしょう。
しかも、Yahoo!知恵袋などで「DTM MIX」「ミキシング」と探せばわかりますが、「プロでも下積みに20年はかかる」などと言われています。
僕も、ずっとそう信じていました。
しかし、
僕みたいな人間でも
今では4時間ちょいでCD並みの音質に
できるようになってしまいました。
さらに、やり方を教えた友達すらも
同じ状況になっています。
もしも、「下積みに20年必要」が真実なら、
これらは「不可能」ということになってしまいます。
そこで、僕は「ああ…」と気付いたのです。
長年「難しい」と思われてきたのは、単に
「みんな、効率の良いやり方を知らんかっただけや…」
ということに。
MIXができない本当の理由は?
誤解を恐れずに言いますが、
今のMIXの業界はちょっとおかしいです。
教材は山ほどあるのに、苦しんでいる人にとって本当に必要なことは、教えていません。
教えられる人がいないのか、
あえて教えていないのかは
知りません。
だけど、少なくとも僕は、どんなに勉強しても、知りたかったことを知ることはできませんでした。
そもそも、
これだけMIXの情報があふれているのに、
こんなにも多くの人が
「MIXが出来ない」
と苦しんでいるというのは、
出回っている情報はどれも役に立っていない
と考えるべきです。
もちろん、全てがそうだとは言いません。
しかし、片っぱしから教材を買って、巷の情報にさんざん振り回された僕としては、
「役に立つ情報は、非常に稀だ」
というのが、正直な印象です。
課金や努力でミックスは身につくのか?
僕は、子供の頃に憧れた「作曲家になりたい」という夢を実現させるため、安定した公務員の仕事を捨てて音楽を始めました。
しかし、さっき書いた通りMIXで泥沼にハマり、時間だけが過ぎていきました。
そして、気がつくと8年が経っていました。
周りからは、露骨に馬鹿にされました。友人の結婚式で、久しぶりに会った女友達に
「え?まさか、今もネットで音楽とかしてんの?」
と、ニヤニヤしながら言われました。
僕は、腹わたが煮えくり返りそうでした。
それでも、何も言い返せませんでした。
そして、この頃になって
「教材は買い尽くした。
プラグインも、ハードウェアも買い尽くした。
もう、頼れるものがない」
と気づきました。
そして、僕は今までやってきたことを
全部ムダにする覚悟で、
1から自分でMIXの基本を研究し直しました。
コンプレッサーとは、
そもそも何なのか。
EQとは、
何をしているのか。
勉強して勉強して、
毎日9時間も10時間も
画面にかじりついて、
ひたすら実験を繰り返しました。
くやしくてくやしくて
たまりませんでした。
そして、3ヶ月か4ヶ月経ったころ、僕はこのMIXの手順に辿り着き、今の「非常識な」状況に至っています。
結局、です。
結局、僕がMIXできるようになったのは、機材を買ったからではなく、長い間努力したからでもなく、ただ「やり方がわかったから」というアホみたいな理由だったのです。
僕の8年間という時間と、600万円という金額は、一体なんだったのでしょうか?
本当に可能なのか?
「こんな非常識なMIXが、本当に可能なのか?」
これが、一番の疑問かもしれません。
そりゃそうですよね。(笑)
この世にうまい話はありません。
ただ、「うまいやり方」はあります。
それをよく示している例が、「ボブロスの画法」です。
これは、
「誰でも簡単に、一瞬で素晴らしい絵が描ける方法」
として、世界中で有名になりました。
実際に、下の20秒の動画を見ればわかりますが、筆をヒョイヒョイと動かすだけで、川を流れる岩肌が、わずか1秒で描けています。
他にも、このやり方では、同じように筆をヒョイヒョイと動かすだけで、木々の葉っぱや、雪山の雲までもが、一瞬で描けてしまいます。
最初に見たときは
「なんじゃこりゃ!?!!!!」
でしたが、
今となっては当たり前になっていまいました。
だって、
「複雑な作業をシンプルにする」
「最小限の努力で結果を出す」
これらは、仕事でも勉強でも
当たり前の工夫だと思うのです。
なのに、なぜMIXには
こういう手法がなく、
誰もがウンウン唸りながら
わざわざしんどいやり方でやっているのでしょうか。
僕には、それが本当に疑問です。
少なくとも、世の中にはこういう世界もあるということを、まずは知ってほしいのです。
才能やセンスはいらないのか?
「でも、どうせ才能やセンスがいるんだろ?」
と思うかもしれません。
ただ、これに関しては
いらないと断言できます。
なぜなら、ボブロスの画法にしても
僕のMIXのやり方にしても、
「ただの知識」だからです。
例えば、算数には「九九」がありますね。また、数学には「公式」があります。これらは「単なる知識」ですが、覚えておくだけで複雑な計算をすっ飛ばして、いきなり答えが出せます。
それも、圧倒的な速さで。
しかも、間違いません。
これは、知らない人が見ると
「なんでそんな事ができるの!?!?!!」
となるはずです。
でも、知っている僕たちからすれば
「当たり前やろ(笑)」
で終わります。
これこそが、知識の力であり、
才能もセンスも関係ない理由です。
誰にでもできるのか?
ただ、僕がこういう話をすると
「あんたは努力をしたから、そんな事ができるんだ」
とも言われます。
しかし、これは違います。
僕は、公式を「作った」から大変だったのです。「使う」だけなら、誰でもできます。
例えば今、あなたは
パソコンやスマートフォンで
この文章を読んでいますね。
しかし、あなたは
パソコンやスマートフォンを
「作った」わけではありません。
それでも「使う」ことができます。
それと同じです。
作る事と使う事は、全く別です。
使うだけなら、誰にでもできます。
MIXも、自分で何年も研究する必要はありません。他人が作った便利な公式があれば、それをそのまま使う方が明らかに合理的です。
「地図を作った人」と「使う人」と同じで、誰かが苦労して作ったものは、その後みんなで使えばいいのです。
そもそもMIXは必要か?
正直、僕はこのMIXのやり方を見つけた時
「これだけの低コストで、これだけの音質が出せれば、はっきり言って最強やな…」
と思いました。
本音を言うと、誰にも言わず、ひとりで隠しておこうとも考えました。なぜなら、音質というのは、人で言うところの「第一印象」だからです。
これはすげえ重要です。
例えば、初対面で「いやな感じ」の人とは、
それ以上話をしたいと思いませんね。
しかし、清潔感があって親切そうなら、
また話してもいいと思えます。
曲も同じです。
音がこもっていたり、キンキンしていたりすると、初めから「いやな感じ」になります。すると、僕たちはそれ以上聞こうとしません。
つまり、MIXが悪いと、
曲を気に入ってもらうどころか、
聞いてもらうことすらできないのです。
このように、
「たかが音質」
「たかが第一印象」
ですが、
それが大きな影響を与えているのが現実です。
つまり、MIXとは普段意識しないものの
非常に重要な要素なので、
「MIXは、もう適当でいいんちゃう?」
とか言ってると終わっちゃいます。
MIXから逃げられるか?
とはいえ、僕も
「MIXは面倒だ」
「なるべくなら、やりたくない」
とずっと思っていました。
しかし、断言できますが、
もはやMIXは避けて通れません。
なぜなら、「自分でMIXするのが、当たり前になっているから」です。
そりゃあ、誰でもパソコンやスマホ1つでMIXできてしまうのだから、当然そうなります。
でも、落胆することはありません。
これは、むしろ喜ばしいことです。
だって、
もうMIXを人に頼む必要がないのです。
今までのように、
「いいMIX師がいない」だの
「仕上がりがイメージと違う」
「やり取りが大変」
「お金がかかる」と
神経をすり減らすことはなくなります。しかも、自分でやるのだから、完全に自分の思い通りになります。
MIXは、今まで
慣れた人でも平均3ヶ月、
プロの業者に頼んでも
納期は1〜2週間で
料金は1曲2〜3万円(高い!)、という
途方もないコストがかかっていました。
しかし、やり方が正しければ
ものの数時間で、
オマケのプラグインだけで、
最悪0円でもできる、ということを
僕は知りました。
そうなると、もう
やらない意味はどこにもないはずです。
MIXで何が変わるか?
このMIXの発見は、
僕の人生を大きく変えました。
結局、僕が音楽で食べていけなかったのは
「MIXができなかったから」でした。
そして、食べていけるようになったのは
「MIXができるようになったから」でした。
僕に限らず、
「歌ってみたをやりたいけど、MIXが難しそうだから手を出せない…」
「新曲ができたけど、MIXがうまくいかないから公開できない…」
という悩みは、悲しくなるほど多いです。
先日も、作曲のコンペによく出ている人から
「『今はMIXができてないと聞いてももらえないから、MIXはできないとダメだ』と指導されている」
と聞きました。
これらも、すべて
「MIXができないせいで、前に進めない」
例です。
MIXは、それだけ「重い」というのが
現実です。
だからこそ、僕は勉強しまくって勉強しまくって
研究して研究して、
MIXの能力を追い求めたのです。
そして、今ではついに
子供の頃の憧れの職業に
就くことができました。
毎日、好きな音楽で生きていける。
仕事のストレスも、
お金の不安もない。
指図されず、好きなようにやれて、
職場の不満も愚痴もない。
何より、楽しくて仕方ない。
こんなパラダイス人生あったのかと。
これをきっかけに、
プライベートも
どんどん良い方向へ向かって行きました。
改めて書いていると
何だか不思議な気持ちです。
何度も言いますが、
MIXはやり方さえ正しければ
誰でもあっという間にできます。
僕が、どうやってMIXの原理を見つけて、
どうやって4時間でできるようになったのか?
その過程を、下の記事では公開しています。
(無料メールマガジンについてもこちら↓)
E.L.V.N ユーキ
僕は、基本的にインサート1つだけでMIXをしています。それも、DAW付属の「オマケみたいなチャンネルストリップ」だけです。
MIXにかかる時間は最短4時間くらい、
オーディオIFは使わないこともあるし、
最悪iPhoneのイヤホンだけで
MIXすることすらあります。
実際のMIX画面を見てもらえば、様子がわかると思います↓
(1分もありません)
「ほんまかいな」ですよね。
ほんまかいなでしょうが、まずは
こういう世界もあるということを
知っておいて欲しいのです。
(詳しい説明は、このページに書いています)
「いや、お前には才能があったんだろ?」
とも言われます。しかし、
僕は「これは誰でもできる」と確信しています。
(実際に、僕が教えた人もできるようになりました。さっきのページに、教えた人たちの音源も載せています)
むしろ、僕は才能があったわけでも
初めからうまくいったわけでもなく、
MIXに関しては
誰よりも苦しんで、誰よりも失敗した
自信があります。
作曲に憧れた15歳、
就職してしまった20代、
音楽で生きる決意をして
仕事を辞めた28歳。
そこからは、正直地獄でした。僕は、MIXができなかったせいで、その後8年間を棒に振りました。
自分の音が安っぽい。
でも、いくら勉強してもわからない。
なんとかしたくて、機材に合計600万円もつぎ込みました。しかし、それでもMIXはできるようにはなりませんでした。
仕事もなく、お金もなく、
毎日家にこもって作業をし、
不安でおかしくなりそうでした。
思い出すだけでもしんどいです。
でも、そんな僕でも、
今では驚異的な速度で
MIXができるようになりました。
そして、とうとう15歳の時の夢が
現実になりました。
好きな音楽が仕事になる。
毎日、ストレスも不安もない。
自分のやりたいようにやれば、
みんなが喜んでくれる。
こんなにワクワクする人生はありません。
なぜ、MIXができるようになったのか?
それは、
高価なプラグインを買ったからでもなく、
闇雲に努力したからでもなく、
単純に
「効率の良いやり方を知ったから」
でした。
一体どういうことか?
詳しくは、僕が「知識だけで」自由にMIXができるようになるまでの過程を、下の記事で公開しています。
(MIXに関する無料メルマガもこちら↓)
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